SoftData | |
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発売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2009年1月29日 |
ジャンル | アクションRPG |
進行度 | ☆☆ |
感想 | ☆☆☆☆ |
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流石にシリーズ3作目ともなったため(ショタ王様を除く)、前作のシステムを基にしつつもよりキャラクターごとの個性が出るようにブラッシュアップされている印象。
特に、武器を自由に変更可能になったのは嬉しい。前作のリルティなんてスプーンだったわけで……クリスタラーのようなボスにスプーンで挑む武人の種族。まったく知性を感じませんよ。
また、武器や防具にレベルを設けることで弱い武器でも使い込めば結構使えるようになるのも嬉しい。元々強い武器はさらに強くなるから別に差が詰まるわけではないが、使い続けれるというところを評価したい。また、前作のボスキャラたちと戦えるのもいい。微妙に強くなってる気はするけど。
シナリオ面は相変わらず本筋以外はネタに突っ走っている。「今、選択肢がひとつしかありませんでしたよね、インチキです!」とか「もっとツンツンしてくれー!!」とか「ニガウリってなに!? 世界観違うよね!?」とか……それは良いのだが、微妙にネタに走りすぎて本筋で起こった事象が「え? なんでそうなるの?」的になってしまうのは如何なものだろうかと思う。
もう一つ気になったのが、アクション面でのセルキー族の有利さである。セルキー族は2段ジャンプが出来るため、アクション面では圧倒的に有利である。前作のリルティの錬金術が無くなっているのに何でこれだけ残ったんだろう……
マルチプレイはニンテンドーWi-Fiコネクションを利用した物しかできていないが、とにかく処理落ちが酷い。マジックパイルをしやすくするための仕様らしいが、ボタンを押してからジャンプ挙動までにラグが生じているためにアクションがやたら難しくなってしまっている(前述のように2段ジャンプの出来るセルキーにはあまり関係ない)。
結果、マルチプレイで一番面白いのはアクションがあまり関係ないボスラッシュと言うことになってしまった。なんとも、かんとも。
とは言え、マルチとシングルが同じキャラでプレイ可能になり、何時でも通信モードに切り替えることが可能になったというのは非常に嬉しい進化である。
「私は聖なる杖の精。世界が平和でありますように」(ドヤッ